顔面神経麻痺

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ライム病

ライム病とは

ライム病により顔面神経麻痺が起こるケースがあります。ライム病とは、ボレリアという細菌による感染症です。主に春先から初夏と秋の野山で、ボレリアという細菌を持つマダニに噛まれることで感染します。感染症といいましても人から人へは感染しないようです。なお感染したかどうかは血液検査で分かります。

噛まれたら皮膚科へ

マダニのすべてがボレリアを持っているわけではありませんが、マダニに噛まれた直後は気がつかないことが多く、気がついたときには噛まれて数時間経過していることが多いため、無理にマダニを皮膚から引きちぎると、細菌の感染を強めてしまう可能性があるため、皮膚科で外科的処置をしてもらうのが一番安全です。

ライム病の症状と注意点

ボレリアという細菌を持つマダニに噛まれると、遊走性紅斑(噛まれた箇所を中心に赤い円状の跡が皮膚に広がる)ができ、頭痛、発熱、悪寒、全身倦怠感など風邪に似た症状がでます。また関節痛、髄膜炎を引き起こすこともあります。なお、遊走性紅斑は必ずしも全員に出るわけではなく、また噛まれた本人がマダニにかまれた自覚がない場合、風邪やインフルエンザと間違われ、またベル麻痺による顔面神経麻痺と間違われ、対処が遅れることもあります。

顔面神経麻痺の原因には、脳の疾病によるもの、ウイルスによるもの、外傷によるもの、原因がはっきり分からない急性のものがあります。

顔面神経麻痺の治療は問診や検査から始まり、脳外科、形成外科、神経内科、及び薬物療法、物理療法などにいたります。

顔面神経麻痺の症状には顔の一部が麻痺するもの、耳鳴り、めまい、耳痛があるもの、帯状疱疹があるものなどさまざまです。


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