脳腫瘍とは

脳腫瘍によって顔面神経麻痺が起こることがあります。脳腫瘍とは、頭の中に生じた腫瘍の総称です。腫瘍が大きくなることで生命の危険が伴いますが、小さければ安心というわけでもありません。悪性腫瘍は増殖スピードが速いですが、悪性だけとは限らず、脳腫瘍の約半分が良性腫瘍とのことです。

脳腫瘍の初期症状

脳腫瘍ができた場所によってさまざまな初期症状がでます。顔面神経麻痺のほか、手足の痙攣や麻痺、頭痛、視覚障害、言語障害などです。ただしこれらすべてが初期症状として現れるという意味ではありません。腫瘍が出来た場所や個人差によって、症状として出るものもあれば出ないものもあります。

脳腫瘍の治療

外科手術による切除のほか、放射線療法や抗がん剤などの化学療法、免疫療法がありますが、腫瘍が出来た場所や大きさによって治療は異なります。外科手術は脳の機能を維持するために広範囲の切除ができないことが多いですが、外科手術により腫瘍を切除したとしても、術後に化学療法や放射線療法を継続することになると思います。
治療が遅れるほど生命の危険度が増しますので医療機関へ行きましょう。

顔面神経麻痺の原因には、脳の疾病によるもの、ウイルスによるもの、外傷によるもの、原因がはっきり分からない急性のものがあります。

顔面神経麻痺の治療は問診や検査から始まり、脳外科、形成外科、神経内科、及び薬物療法、物理療法などにいたります。

顔面神経麻痺の症状には顔の一部が麻痺するもの、耳鳴り、めまい、耳痛があるもの、帯状疱疹があるものなどさまざまです。